東京都世田谷区・祖師ヶ谷大蔵駅すぐの眼科 もろ眼科クリニック【眼科一般・白内障・緑内障・網膜症・ドライアイ・アレルギー疾患・コンタクト】

オルソケラトロジー

■ オルソケラトロジーとは

一般的なコンタクトレンズとは異なり、寝ている間に特殊なデザインの高酸素透過性オルソケラトロジーレンズを装用し、角膜の形を変えることで日中、裸眼で生活する事が出来る近視矯正方法です。

当院でオルソケラトロジーに使用するレンズは、
ブレスオーコレクト(Breath-O correct)です。

「ブレスオーコレクト」は、夜間装用として厚生労働省に製造販売承認を受けた、日本人の角膜に合うように特別にデザインされたレンズです。東レのしなやかで、割れにくい素材を使用しています。割れにくい素材を用いることで、通常のハードコンタクトレンズより、 装用感がより良いものとなっています。また、角膜に必要な酸素を取り入れる量が、現在承認を受けているオルソケラトロジーレンズの中で最も高く、睡眠中も角膜へ十分な酸素が供給出来ます。

● 欧米人と日本人の角膜形状の違い
一般的に、日本人の角膜は欧米人の角膜に比べ、中央部の突出が少ない形状になっています。中央部の突出が少ない角膜形状には、*サジタルデプスが浅めのレンズがフィットします。
欧米デザインの*サジタルデプスの深いレンズを中央部の突出が少ない角膜に装着した場合、次のような現象が発生する懸念があります。
1. 角膜への無理な吸着がおこる
2. フィットしていないため涙液の交換が良好に行えない
3. 角膜上皮を無理に形成してしまい大きな負担がかかってしまう
一般的な日本人の角膜形状に適したサジタルデプスが浅い構造のレンズを処方することで、以下のようなメリットがあります。
1. 角膜上に自然に安定
2. 涙液の交換が良好におこなえる
3. 全体にフィットしているので角膜上皮のみを安全に矯正
*サジタルデプスとは、レンズのカップの深さ

■ オルソケラトロジーの特徴

・メガネやコンタクトレンズなしで生活することが出来ます。
・裸眼で生活したいけど外科的手術(レーシック等)には抵抗がある方に向いています。外科的手術と違い、治療を止めれば 角膜は元に戻ります。
・取扱いはハードコンタクトレンズとほぼ同じです。異なるのは寝ている間にレンズをつける事です。
・治療は中等度までの近視が対象です(適応検査で判断致します)。
・暗いところや夜間では瞳が開くので、矯正されていない部分の角膜の影響により、光がにじむ方もいます。
・十分な睡眠時間が必要です(寝ている間に矯正するので最低でも6時間以上の睡眠時間が必要)。睡眠時間が短いと矯正する力が弱まります。
・レンズ装用の異物感や効果が安定するまでに数日〜数週間かかります(その間は車やバイク等の運転は控えて下さい)。

[就寝前]
就寝前にレンズを装着 





[睡眠中]
睡眠中に角膜が矯正される



[翌日]
朝起床時にレンズを外し⇒視力回復
いままでのコンタクトレンズとは逆の使い方で、夜寝る時にレンズを装用し、朝起きて外すだけで角膜の形状が変化し視力が回復します。回復した視力は一定期間維持され、日中は裸眼でも良く見えるようになります。画期的な最新の近視矯正法として、現在世界的に注目を浴びています。

● オルソケラトロジーの適応範囲

小学生から40歳くらいまでの方
近視度数が−1.0D〜−4.0D程度の方
※-4.0Dより強い近視でも矯正可能の場合があります。
(直乱視は球面度数の1/2まで、倒乱視は0.75Dまで)
睡眠が十分にとれない方、レンズを適切に使用できない方、定期検査に来院できない方、医師の指示に従うことのできない方は、夜間に運転をされる方オルソケラトロジーの治療に適していません。
(矯正の効果を得るためには6時間以上の睡眠が必要です。)

● オルソケラトロジーのメリット

@ メガネやコンタクトレンズが煩わしい方へ
職業上メガネの使用が難しかったり、「時間がたつとゴロゴロする」「夕方になると充血しがち」等、コンタクトレンズの不快感から解放されたい方へ。

A 裸眼でスポーツを楽しみたい方へ
野球・サッカー等のスポーツや、水泳・サーフィン・スキューバーダイビング等の水中のスポーツをされる方へ、裸眼で安全にスポーツを楽しめます。

B 外科的手術のレーシック等に抵抗がある方へ
「手術なのでやはりこわい」「術後の感染症などが不安」という方へ。オルソケラトロジーなら、レンズの装用を中止すれば角膜は元の状態に戻りますので安心です。

C 取り扱いは簡単
レンズの取り扱いは一般のハードコンタクトレンズと同様です。
また、夜間装用なので、日中装用のようにホコリやゴミなどが目に入ることもなく
目への負担やレンズを破損・紛失するリスクも少なくなります。

● オルソケラトロジーのデメリット

●従来の昼間装用ハードコンタクトレンズと同じ合併症が起こる可能性があります。

●視力が安定するまで見え方が変動することがあります。

●夜間にまぶしかったり、にじんで見えたりする可能性があります。(ハロ・グレア)

● オルソケラトロジーの安全性
オルソケラトロジーは、アメリカで30年以上前から研究・施術され、現在、アメリカ・ヨーロッパ・アジアを中心に、世界各国でその安全性と効果が認められ、実施されております。レーシック等の外科的手術と異なり、レンズの装用を中止すれば、角膜の形状は元に戻りますので、安心してお使いいただけます。また、日中装用のコンタクトレンズとくらべても、夜間の装用なので、ほこり等が目に入ったりせず、レンズを紛失する心配も減るなど、安全・快適にお使いいただくことが出来、リスクは一般のコンタクトレンズと同等またはそれ以下となります。

● オルソケラトロジーの危険性(合併症)
【角膜感染症】
オルソケラトロジー治療で使用するコンタクトレンズは、いわゆる酸素透過性のハードコンタクトレンズです。コンタクトレンズの洗浄を十分に行われていない場合や、レンズケースの清潔が保たれていない場合、角膜感染症を起こすことがあります。なかでも、緑膿菌やアカントアメーバーによる感染では、視力低下や重篤な場合失明にもつながることがあります。充血や異物感、痛みは危険信号です、症状が出た場合はレンズの装用は中止して、早急に診察を受けてください。

この角膜感染症は通常のハードコンタクトレンズでも起こり、オルソケラトロジーのレンズに特有のものではありません。しかし、オルソケラトロジーのレンズは通常のレンズとはその形状が異なるため、洗浄が不十分になりやすいです。コンタクトをはずすのは、朝の忙しい時間ではありますが、きちんと洗浄する習慣をつけてください。
レンズケースはコンタクトをはめた際に流水で洗浄し、就寝中は乾燥させるようにしてください。さらに、3ヶ月ごとにケースを新しいものに交換してください。
【角膜内皮障害】
角膜の裏面には、角膜内皮細胞という細胞があります。この細胞は一度障害を受けると脱落して、再生しないため、減少します。オルソケラトロジー治療の短期成績では、この角膜内皮細胞の減少は認められていません。しかし、通常のハードコンタクトレンズの長期装用で、角膜内皮細胞が減少することが報告されていますので、注意が必要です。

■ 治療の流れ

※ 現在コンタクトレンズをご使用の方の注意

ソフトコンタクト
3日間以上
乱視用ソフトコンタクトレンズ
1週間以上
ハードコンタクトレンズ
2週間以上
オルソケラトロジーレンズ
1ヶ月以上

◆ 装用を中止して下さい。(正確な角膜の形状を測定できないためです)

[初診・カウンセリングのご予約 ]
オルソケラトロジーの初診は、ご予約が必要となります。
(適応検査には5,000円の診察料がかかります)




[カウンセリング]
オルソケラトロジーを正しく理解していただくために、眼の構造から矯正方法までを、簡単にご説明いたします。 また、オルソケラトロジーに関するご質問にお答えいたします。




[検査]
一般的な眼科検査と角膜形状解析検査を行います。




[診察]
検査後、眼科専門医による診察となります。診察時に疾患が発見された場合は、治療し、完治したところで再検査を行います。この診察時に、オルソケラトロジーの適応を判断いたします。
オルソケラトロジーの適応と判断された場合は、ファーストトライアルレンズを決定します。




[カウンセリング(診察後)]
検査データをもとに、具体的な矯正法と注意事項等に関するご説明をいたします
不明な点や不安な事項をすべて取り除けるように、些細なことでもご質問ください。




[テスト装用]
オルソケラトロジーを理解し、希望される患者さんにはトライアルレンズをテスト装用し検査します。
テスト装用後、診察を行いフィッティングの確認と効果の度合いによって、処方レンズを決定します。




[処方]
処方を受けられる場合は、オルソケラトロジーレンズの取り扱い説明と装用練習を行います。
取り扱いおよび装用が問題なく行えるようになりましたら、処方は終了です。




[翌日検診]
初めて装用された翌日には、検診があります。簡単な検査を行い、診察となります。
フィッティングと効果を確認し、 特に問題がなければ、次回は1週間後検診となります。

定期検診は、翌日・1週間後・2週間後・1ヵ月後・3ヵ月後となり、以降3ヵ月ごとにあります。
角膜の状態を知り、また、合併症の早期発見のためにも非常に重要ですので、必ず受診してください。見え方が急に変化したり、何か異常を感じたりした場合は、決められた検査日以外でも受診してください。

■ 治療費・費用

当院で使用するオルソケラトロジー用レンズは、厚生労働省に認可されております。したがって、患者様の眼に挿入することは国で認められています。しかし、健康保険では取り扱いがされておりませんので、このレンズを使用しての治療に関しては、自費での請求となります。

治療開始時のコンタクトレンズ初回調整費に両眼160,000円(税込)、片眼90,000円(税込)
治療費には、処方料・レンズ代金・・初回目薬1本及び、治療開始より6カ月間の
オルソケラトロジ−に関わる検査及び診察費用が含まれます。
1週間のテスト装用治療には預り金両眼60,000円(税込)、片眼30,000円(税込)が別途必要です。

1週間のテスト装用後、継続される場合は初回治療費からテスト装用治療預り金を差し引いた残額両眼100,000円(税込)、片眼60,000円(税込)をお支払いいただきます。

継続されない場合、コンタクトレンズを返却していただき、預り金残額60,000円(税込)、片眼30,000円(税込)はご返金いたします。
※テスト装用治療のコンタクトレンズはクリニックの所有物であるため、それを貸出しての治療となります。
従って、破損や傷、紛失の場合は1枚30,000円(税込)を預かり金より引かせて頂きます。
※ケア用品を別途ご購入いただく必要があります。
治療開始後、定期的に診察に来ていただきます。6ヶ月までの定期検査代は原則無料になります。ただし、途中で合併症が生じた場合、別途治療費が必要となることがあります。
●オーツーセプト1本:1200円 バイオミクロン1本:1000円 レンズキャッチ1000円
●ヒアルロン酸点眼も初回分だけ無料ですが、その後は、1本:200円
●保証期間を過ぎて、レンズ交換をする場合:片眼=4万円
オルソケラトロジー治療を受けるかどうかはあくまでも任意です。あなたの意志で決めてください。ただし、いったん治療を受けることへ同意され、コンタクトレンズを注文してからの撤回(中止)については、いかなる理由であっても費用をお返しすることは出来ません。

治療中に眼球の状態によっては、医師の診断によりコンタクトレンズの装用を中止し、点眼等の薬剤投与が必要な場合があります。オルソケラトロジー治療が原因であるものは自費で、そうでないものは保険での診療費が別途必要になります。
※10万円を越した費用は補助が得られます。医療費控除の対象になりますので、詳しくはこちらの国税庁による回答ページをご覧下さい。
オルソケラトロジー(角膜矯正療法)による近視治療に係る費用の医療費控除
http://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/shitsugi/shotoku/05/66.htm

■ オルソケラトロジーQ&A

Q1:対象年齢はいつからですか?
A:小学校以上の方です。若い方ほど、角膜が柔軟なため効果が出やすく近視の抑制効果が高いです。
Q2:どれくらいの頻度でレンズ交換は必要ですか?
A:通常の高酸素透過性ハードコンタクトレンズと同様に約2年で交換をおすすめいたします。 ただし、レンズ寿命は個人差が大きく、より短期間で交換を要する場合もあります。
近視の進行抑制がありますが、多少の進行を認める方もいます。 見えにくくなってきましたら、度数交換をします。
Q3:オルソケラトロジー治療はどの病院でも受けられますか?
A:通常のコンタクトレンズとは異なり、講習を受けた眼科専門医の医療機関でなければ治療を受けることはできません。
Q4:途中でレンズの装用をやめたらどうなりますか?
A:使用期間や近視度数によって個人差がありますが、一般的に1か月程度で角膜の形状は元通りになり、視力も元に戻ります。ただし角膜の形状が元通りになるまでは、以前使用していたメガネやコンタクトレンズを装用しての視力は安定しません。
Q5:レンズには保証はありますか?
A:度数交換は6ヶ月以内に1回のみ無料です。破損交換はレンズをお渡しした日から12ヶ月以内に1回のみ無料です。(1/2以上の破損レンズの提示が必要です。)
Q6:レンズケースの交換は必要ですか?
A:3か月に1回、新しいケースに交換してください。
ケースは、通常のハードコンタクトレンズのものは合いませんのでご注意ください。
Q7:医療費控除の対象になりますか?
A:対象になります。 通常のコンタクトレンズ・眼鏡は対象になりません。
Q8:運転免許証はどうなりますか?
A:通常のコンタクトレンズと同様、『眼鏡等』の条件が付されます。
Q9:オルソケラトロジーの処方は特別な資格が必要なのですか?
A:厚生労働省の承認に伴い、日本でもオルソケラトロジーレンズによる正式の治療が開始されました。オルソケラトロジーレンズの処方を行うには、次のような手順が必要となります。

1. 学会などに併催される「オルソケラトロジー講習会」に出席し、受講証を取得する。
眼科専門医以外には受講証は配布されません。
2. 厚生労働省の承認を受けたオルソケラトロジーレンズの、個々の製品の講習会を受ける必要があリます。







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